従業員持ち株会 SMBC日興證券株式会社 「会員様へのお知らせ」 解説

 

会員様へのお知らせ

株式会社retroでは、従業員持ち株会の設立、管理を、SMBC日興證券株式会社様にお願いしています。
半年に1度、「会員様へのお知らせ」が、持ち株の会員に郵送されるのですが、よくわからないという社員も多いので、解説します。
当社は未上場会社なので、上場会社の方よりも、未上場会社の方向けの解説となります。

① 前回残高の「拠出金累計」
前回の「会員様へのお知らせ」送付時までに、会員が拠出した金額。

② 前回残高の「奨励金累計」
前回の「会員様へのお知らせ」送付時までに、会社が会員に対して付与した金額。
(上場会社の平均は5%程度ですが、retroでは20%です)

③ 拠出金額
令和5年3月に会員が拠出した金額。

④ 奨励金額
令和5年3月に会社が会員に付与した金額。

⑤ ご投資株数
臨時に、会社が持株会に対して、第三者割当増資をしました。
わかりやすく言うと、会員が会社の株を購入したということになります。
増資時の購入株数、購入価格は、持株会の理事会が把握しています。
ここに記載してある数字は、会員に割り当てられた株数です。
小数点以下6桁まで記載されます。

⑥ 繰越金
会員は、⑤の株数を、増資価格で購入したことになります。よって、直前の繰越金から購入金額を引いた額がここに記載されています。

⑦ 拠出金累計
今回の「会員様へのお知らせ」送付時までに、会員が拠出した累計金額。

⑧ 奨励金累計
今回の「会員様へのお知らせ」送付時までに、会社が会員に対して付与した累計金額。

⑨ 繰越金
今回の「会員様へのお知らせ」送付時に、会員が積み立てている現金の累計額。

⑩ イドウ平均単価
持ち株数×イドウ平均単価が、株の取得原価になります。

未上場会社の場合、1番わかりにくいのは、「今現在、会員はいくらの価値の株を持っているか」というところです。
上場会社ならば、証券取引所の売買価格を見れば一目瞭然なわけですが、未上場の場合、公開されていません。
現在の価値、つまり退会処理単価は、持株会の理事会が把握していますので、都度確認が必要となります。

そして退会処理単価は、会社によって様々です。
一般的には取得単価が多いのですが、時価を算出する場合もあります。
取得単価の場合、株の価値による損益は発生しませんので、奨励金の分のみ、得をするということになります。
時価を算出する場合、取得単価よりも退会単価が上がれば得をするし、下がれば損をするということになります。

株式会社retroでは、毎年時価を算出していく予定です。