新卒で、アパレルバイヤーの人材採用に内定するため、重要なポイントと、3つの具体例

retroでは、一次面接はZoomで行います。
このブログを読んだ人は、挨拶の時点でブログを読んだと教えてください。毎回応募者にお話ししている説明の時間を省けます。

Zoomでビデオを録画し、その録画を一緒に働く社員が見て、二次面接に進むかどうかを決めます。
ビデオは一定期間後に自動的に削除されますのでご安心ください。

以下、retroでの一次面接の流れを説明します。

「今までやってきたこと」と、「これからやりたいこと」を聞きます
あなたがやりたい仕事、思い描いている将来像と、retroでお願いしたい仕事が合致しているかを確かめます。
その仕事がしたいという『理由』があった方が、「やっぱり違ったな」と思ってすぐに辞めてしまうリスクが低くなるからです。

「今までやってきたこと」と、「これからやりたいこと」を、自己紹介を兼ねて4~5分で話してもらって、その話を聞いて、掘り下げて質問します。
時間は大体20~30分位を目安にしていますが、時間と合格率に相関関係はありません。

会話の中で、「retroよりも他の会社や他の業界の方が良いのでは無いか」というような話が出てくることが多々あります。
しかしそれはretroに来てもらいたくないという意味ではありません。
内定するか否かは些細な話であり、応募者にとって最も意味のある話がしたいからです。

繰り返しですが、知りたいことは本当にバイヤーの仕事をしたいと考えているか否かです。
以下のような場合について考えてみましょう。
1、似たような経験があるが、本当にやりたいこととちょっとずれている
2、経験が無いが、本当はすごく興味がある
3、経験が無いし、本当は別のことに興味がある

1、似たような経験があるが、本当にやりたいこととちょっとずれている
例えば以下のような人の場合
学生時代に大手リサイクルチェーン店でアルバイトをしていました
アルバイトの経験から、バイヤーの仕事にやりがいを感じたので、バイヤーをしたいと考えています。
(本当はretroで扱っているようなハイブランドの高額な商品よりも、幅広く様々な商材を取り扱いたいと思っている)

もしそうならば、幅広く扱っている会社を受けて、内定すればそちらに行けば良いし、内定できなければ当社に来てくだされば良いと思います。
取扱商材によってメリットデメリットが色々ありますし、会社の規模や立地、戦略によってもメリットとデメリットがそれぞれありますので、どこが応募者にとって最も良いか、フラットな立場でお話しします。
「実は○○という理由で別の会社の方が良いと思っているのですが、どう思いますか?」と聞かれたら、正直に答えて判断してもらって、それでも別の会社が良ければ、その会社の合否がわかるまで待ってから判断したり柔軟に対応させて頂きます。

例えば以下のような人の場合
学生時代に服の販売をしていました
販売の経験から、物を売るよりも買取る方に興味を持ち、バイヤーを志望しました。
(本当は好きなブランドの販売職に内定がもらえなかった)
(本当はお客さんに物を売るのが苦手だ)

物を売る仕事と、買い取る仕事の違いがわかっているのか、その人が重要視しているポイントがどこなのかを聞きます。
その結果、当社での経験がその人にとって役に立つと思えるならば、二次面接に進んで頂きますが、販売職の方が良かったり、その人の思い描いている将来像と合わなければ、他の会社を勧めます。

2、経験が無いが、本当はすごく興味がある
例えば以下のような人の場合
学生時代に飲食のアルバイトをしていたのですが、個人でリサイクル品を仕入れてメルカリで売った経験が楽しくて、バイヤーの仕事をしたいと考えています。

バイヤーの仕事が本当はどのくらいしたいと考えているのかを確認します。
リユース業界の他の会社を受けているのか、それぞれの良い点、悪い点を把握して、retroを受けてくれているのかを聞きます。

3、経験が無いし、本当は別のことに興味がある
社会人になると働かなくてはならないので、経験が無いし、別に積極的にどうしてもやりたいわけじゃ無いけど、消去法で面白そうだからとか、説明会の人が良さそうな人だったから、という理由で仕事を決めることあるでしょう。
その場合、優秀そうだとか、既存メンバーが一緒に働きたいと思うかどうかで決まることになります。

このように考えていくと、「今までに似たような経験をしたことがあるかどうか」というのは重要なポイントになります。
少しでも似たような経験があれば、イメージと全然違ったと思ってすぐに辞めることは無いだろうと想像出来るからです。

色々業界研究をして、バイヤーの仕事を知ったのが遅かったので、アルバイトをするタイミングを逸してしまったような場合は、
面接しているのが7月で、来年の4月から働くのならば、7月にアルバイトをしてみたら良いのでは無いでしょうか。
retroでも構いませんし、大手リサイクルチェーン店でも構いません。
実際にアルバイトをしてみたら、想像通り楽しいかもしれませんし、意外と思っていたのと違うかもしれません。
そのやる気があれば、4月から正社員で入社できるかもしれませんし、もし採用計画の都合上正社員としてすぐに入社できなくても、時期をずらして採用してもらえたり、他の会社で採用してもらうことが可能なはずです。

多くの人は、一次面接通ってから業界研究をしたり、その会社のブログを読もうとするのですが、逆の方が良いのでは無いでしょうか。
内定してから経験を積むのでは無く、経験を積めば内定できるのだと思います。