京セラ稲森和夫さんのバナナのたたき売りの話

私がいつもオススメしている本があります。
京セラの稲森和夫さんが会計について書かれた本です。

この本の中に、有名なバナナのたたき売りの話があります。

あなたがバナナのたたき売りの商売をする時、まずはバナナを買います。
次にたたき売りをするための箱を300円で買います。
バナナを綺麗な布の上で売るために、箱に被せる布を1,000円で買います。
棒が無いとたたき売りにならないので棒を200円で買います。
バナナは一房50円で20房仕入れました。
このバナナを一房150円で売ります。
全部売れたとします。
売上は3,000円で仕入原価は1,000円ですから、儲けは2,000円のはずです。
でも、お金を数えると2,000円もありません。
いくら手元にあるでしょうか?
500円ですよね。
箱と布と棒で1,500円使ってますから。
でも、税務署はこう言います。
あなたは2,000円儲かったから、そのうち半分よこせと。
500円しかないのに、1,000円税金払えというのです。

もちろん、理屈はわかるのです。資産計上されたんでしょと。
でも、私は稲森さんの本を読んで、本質を何もつかめていなかったと思いました。

会計の勉強はしたけれど、実務で知識を生かしたいと考えている人にとって、当社のビジネスは非常に面白いと思います。
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